預言書としての詩篇(から始まって、今や、様々)

愛される詩篇。その麗しさだけでなく、嘆き、呻きも共感を呼ぶが、預言書としての深い真実があることを解きほぐす。そのほか、つれづれに。

2019年11月のブログ記事

  • 手抜き禁止?(申命記6:4~5)

     モーセは「絶対忘れないように」と念を押して教えた。そして、これが「一番大切な戒め」だと主は言われた。それ程に大切だという事は、それ程に実行が難しいという事でもあると言える。何故なら、放って置いても自然に出来る事ならわざわざ戒める必要が無いし、大事な事に限って、無理にでもさせなきゃやろうとしない、... 続きをみる

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  • 球体の影は、四角にはならない!(イザヤ40:28~31)

     モーセは詩篇90で「人の齢はせいぜい80年」と言っているのに、何故か「モーセの様に自分も80から」と信じ込む人がいる。確かにイザヤも「主を待ち望む者は新しく力を得る。疲れない」と、老化を否定するような事を言っているが、「新しい力」とは何なのかが問題だ。  「旧約は影(シルエット)で、新約はその実... 続きをみる

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  • 静かに待て(イザヤ30:15)

     イスラエルが望まなかったもの、それは「立ち返って静かにする事」だ。「そうすれば救われる」と神が仰せられるというのに、である。「立ち返って静かに…」は難しい事なのだろうか。具体的には「立ち返って」は「悔い改めて」である。問題は次の「静かにすれば」だが、悔い改めたクリスチャンでも「騒がしい」人は地獄... 続きをみる

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  • 言い伝えではなく、神の言う事を(イザヤ59:19~21)

     終末的メシア預言であるイザヤ書は、神と人との関係の回復を教えるものである。神との関係の回復…その為には人間の罪を処分する事が必要だ。ゆえに神は民の悪を裁かなければならない。その様な文脈の中で語られているのがこの箇所であり、その為にイスラエルを裁くというのが18節だ。それを見て、イスラエルを攻撃し... 続きをみる

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  • だから、違うって(ミカ4:1~4)

     終わりの日には、多くの異邦人が御言葉を求めてエルサレムに来て平和に暮らすという。同じ事がイザヤ2:2~4にも預言されているのだから間違いなくこれは「世の終わりの大リバイバルの預言」だとする向きもある。それでは続くミカ4:5に『まことに、すべての国々の民は、おのおの自分の神の名によって歩む』とある... 続きをみる

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  • 本当の癒し(イザヤ61:1~3)

     主はナザレで安息日に礼拝の中でこのイザヤ書を朗読し「今日、この御言葉が実現した」(ルカ4:21)と言われた。メシア預言の成就である。そして主は、そこに記された通り、福音を伝え、癒し、人々を罪と死から解放し自由を与えられた。それが救い主の使命だからだ。  使命と言えば十字架だが、その直接的な預言は... 続きをみる

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  • 詩篇77(型紙は、服じゃない!)

     心に響く、それ故に愛される、それが詩篇だ。が、この1~3節はどうだろう。「苦難の日に神に祈りの手を上げた」……それはいい。しかし「私の魂は慰めを拒んだ」とはどういう事か。神が拒んだならまだしも(例えば、パウロの求める癒しに神は応えなかった。それは神の主権だから仕方ないが)、自分で求めておいて自分... 続きをみる

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  • するって言うのにスルーする?(出エジプト3:7~12)

     イスラエルをエジプトから解放させよ、との重責を受けたモーセ。それ程に神に信頼されていたのだなと思うが、彼は遠回しに断り続ける。神は怒り、モーセを殺そうとさえする。モーセの何がいけなかったのか。それは、神が「私がする」と言うのに、モーセが「無理」と決め付けた事である。確かに、モーセ自身にはエジプト... 続きをみる

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  • 知ってるけど、知らないなら(Ⅰサムエル3:1~10)

     少年サムエルは主の宮で仕えていたのに、自分を呼ぶ主の声に気付かなかった。それは「まだ主を知らなかったから」だという。どういう事か。それは例えば、クリスチャンも「イエスが主である」事を知っている。主が「休ませてあげる」と言われた事も。しかし、主の元(教会)で重荷を降ろす事が出来ていない(疲れ果てて... 続きをみる

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  • かえって、来た

    帰宅。 写真は、オバマ元大統領も来た? らしい小浜。 次の日曜にはローマ法王も来るってんで、マイカー規制を促し中だった。 帰省する人は、かえって困るね。

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  • いつも、急に。

    いつもそうですが、急きょ、葬儀が入りました。 しかも今回は遠方なので、2~3日、更新が滞ります。

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  • 曲がってるほうが良い…!(伝道者の書7:13)

     神は正しいお方、神の内には暗い所が少しも無い、人間は真実ではなくても神は真実、偽りを言う事が無い、と聖書は言う。しかし聖書を見ると神は至る所で「曲がった事(正しくないと思える事)」をなさっておられる。例えば、主がヨハネから水のバプテスマを受けた事。罪の無い神の御子が何故「悔い改めのバプテスマ」を... 続きをみる

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  • ショック!

    メインPCが壊れてしまった。 ハードディスクが破損したよう。 外付けに保存していたものもあるけど、Cディスクに残ってたデータは回復不能かも。 ああ、なんてこったい。 涙

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  • 詩篇76(守る、守る、守る!)

     神の住まいであるエルサレムにおいて神は圧倒的に(勇士達が誰も手も足も出ない程に)勝利したというのだが、その勝利の詩が書かれた後、エルサレムはバビロンに滅ぼされてしまう。あの「イスラエルを敵から守る」という約束はどうなったのか。  まず、「肉のイスラエルがそのままイスラエルなのではない」(ローマ9... 続きをみる

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  • 死人が生き返るより、もっと!(ヨブ記42:7~17)

     罪を隠しているから災いに遭うのだ(すなわち、正しい信仰者は繁栄する)とヨブを責める友人達に、「真実ではない」と神は言われた。  ヨブは彼らの為にとりなして祈った。すると、その時からヨブへの神の祝福が始まったという所に目を留めたい。「真理の書」と呼ばれるヨブ記、詩篇、箴言だが、例えば詩篇109:1... 続きをみる

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  • 医者じゃない!(レビ記13:9~13)

     皮膚に異常のある人を祭司が調べて、それがツァラアト(らい病の症状を含む重い皮膚病、NIVでは伝染性皮膚病)だと分かれば「けがれている」と宣言するのだが、紛らわしい場合は7日間隔離して、その後調べ直す。そのような処置は衛生的に妥当だと思われる。所が、「けがれている」と宣言された伝染病の患者を隔離す... 続きをみる

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  • 続・毒じゃない!(創世記2:8~9、15~17)

     「食べてはいけないものを何故、わざわざ園の真ん中に生やしたのか」 それが多くの人の素朴な疑問だ。結果、人は、その実を食べてしまったのだから、ほら見たことか、と言うところかもしれない。が、しかし、見落としてはならない。蛇が惑わすまでは、その木は人にとって何の誘惑にも躓きの石にもなっていない。目もく... 続きをみる

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  • 「名前のいらない神」の御名(出エジプト3:13~14)

     名前というものは他者との区別の為にある。その点、神は唯一なのだから、本来なら名前を付ける必要は無い。だが、いつの間にやら人間は偶像を作り、それらをも神と呼ぶようになった。  そこでモーセは、「どの神なのか」と聞かれたら何と答えたらいいですか、と真の神に尋ねた。その時、神は「『わたしは在る』という... 続きをみる

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  • 順番が違うのよ!(創世記9:1~7)

     ノアは、約100年かけて箱舟を作った。その間、人々はノアから伝道されていたらしいことが伺える(Ⅱペテロ2:5参照)。もしかしたら当初には、信じた人もいたかもしれない。しかし、100年もの間、ノアが語ったことは何も起きなかった。信じていた人もその内、愛想を尽かして離れて行ったのだろう。結果的には、... 続きをみる

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  • まぼろし(箴言29:18)

     「幻」は、英語では「ビジョン」である。それは、将来の計画とか目標、あるいは理想像というような意味合いで使われることが多い。しかし、ここで聖書が教える「幻」は、そのようなものではない。勿論、単なる夢や幻覚などではない。神から与えられた重要な意味のあるものである。それは、使徒18:9に、『ある夜、主... 続きをみる

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  • 詩篇75(断言)

     詩篇は単なる文学ではないし、詩人の心情を詠うだけでもない。聖書(神のメッセージ)だ。そして聖書は、信じる者が滅びる事のないようにというのが狙い(目的)であって、聖書の教えの全てが(詩篇も)その為にこそ存在するのである。そういう意味で「『滅ぼすな』の調べに合わせて」という表題は、まさに、である。 ... 続きをみる

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  • かえれ、帰れ、還れ。(イザヤ55:6~13)

     神に帰れ、とイザヤは言った。神を信じるということは、何か異常な別の世界に行ってしまうことではない。それは元に戻ること、人間の本来あるべき姿(初めの人間が罪を犯す前の、エデンの園にいた、神の愛と守りの中にある幸いな状態)に還ることなのだ。  その「帰る場所」が無い(知らない)ということは、迷子と同... 続きをみる

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  • Revisit? No, Brush Up(ホセア6:6)

     神は『誠実を喜ぶが、いけにえは喜ばない』とは、どういうことか。主イエスも、『行って、学んで来なさい』と言われた。  ホセア6:1~3で、イスラエルの「悔い改めの言葉」を見る。表面上は、立派な言葉が並んでいる。しかし神は、続く4節で、誠実ではない、とイスラエルを非難する。何故なら、それは、本気の悔... 続きをみる

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  • 知らなくてもいい事がある(創世記2:15~17)

     教会に来て、聖書の教えを聞き、「神の言葉に従うのが良い事で、従わないのは悪い事だ」と、私達は知った。そして主イエスを信じて救われたのだから、何が善で何が悪かを知る事は「良い事だ」と言えるかもしれない。では、アダムとエバも、善悪を知る知識の木の実を食べて、何が善で何が悪かを知ったなら、それで良いの... 続きをみる

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  • 毒じゃない!(創世記1:26~28)

     アダムとエバは、神の言葉を正しく理解していなかったゆえに、蛇に誤魔化され、罪を犯してしまった。その後、人は死ぬべき者となり、悪が満ち、全ての不幸が人の世に満ちた。その始まりは、御言葉の誤解である。それが諸悪の根源と言っても過言ではないだろう。  確かに、蛇はエバを欺いた。サタンは嘘つきであると聖... 続きをみる

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  • ようじについてのささいな想起

    弁当に付いてる割り箸の袋の中に潜んでる爪楊枝を、使いもせずに捨てるということは無いだろうか。でも(爪楊枝が不要だという訳では無いので、小さなドラム缶みたいな形のビニールケースに入った)束になった爪楊枝のパックを買うとするなら、それは資源の無駄遣いであり、地球を滅ぼす考え方と言えるのではないだろうか... 続きをみる

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  • 自由だああ!(創世記1:26~28)

     造り主なる神は、人間を造り、自由意思を与えて下さった。それは、『人をご自身のかたちに創造された』、すなわち、「神の御性質に似せて造られた」という御言葉によって裏付けられる。何故なら、当然、神には自由意思があり、ご自身で「こうしよう」と思い、天地を創造されたのであり、その神の御性質に似せて造られた... 続きをみる

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